「テニスをゼロから始めたい!」「もっと上達したい!」と思っているのなら、まずは打ち方の練習をしましょう。テニスはラリーが続くとどんどん楽しくなりますが、ラリーを続けるには正しい打ち方を身に付けることが大切です。
今回は、テニス初心者が身に付けたい打ち方の基本について解説します。まずはこの記事を読んで基本的な打ち方ができるように練習していきましょう!
硬式テニスの場合、初心者のうちに覚えておきたい打ち方は全部で4種類。テニスはワンバウンド以内でボールを打ち返す必要があるため、以下に紹介する打ち方をマスターしておきましょう。
テニスをするうえで基本となる、ワンバウンドした球を打ち返す打ち方です。手の使い方によって「フォアハンドストローク」と「バックハンドストローク」の2種類があります。ラリーを長く続けるためには、高い位置に飛んできた球よりも、ワンバウンドした球を打ち返すことが大切。実戦でも非常によく使う打ち方なので、テニスを初めたら最初に覚える打ち方です。
ちなみに「フォアハンドストローク」は自分の利き手側で、「バックハンドストローク」は利き手と反対側で打ち返す振り方になります。バックハンドストロークには片手で打つ方法と両手で打つ方法があることも合わせて覚えておきましょう。
試合開始の際にボールを相手のコートへ打ち込む球を「サービス」といいます。相手からの打球を返すわけではなく、自分で高く上げた球を相手のコートめがけて打ち込むため「自分に優位なショット」とも言われています。
ゲームをするにはサービスをしないと始まらないため、相手のコートにしっかりとサービスを打ち込めるように練習しておきましょう。サービスにも「フラット」「スライス」「スピン」の3種類ありますが、初心者は基本となるフラットサービスから身に付けるのがオススメです。
ボレーは2人で行うダブルスで使われることが多い打ち方です。ネット付近で球を打ち返すため攻撃的な打ち方といわれ、ストロークとは違いノーバウンドで球を打ち返すことになります。体のどちら側で打ち返すかによって「フォアハンドボレー」「バックハンドボレー」の2種類に分けられますが、ボレーはゲームのときにも得点しやすい打ち方なのでどちらも身に付けておくのがオススメ。
実際にゲームをする予定がなかったとしても、覚えておくと打ち返す方法の幅が広がるため、ラリーも楽しくなるでしょう。
いわゆる「決め球」にあたるのがスマッシュです。ラリーを続けるだけならあまり使うことはありませんが、ゲームではポイントを取れる確率が格段に高くなります。高い位置から打ち付けるように返す球で、ボレーと同じく攻撃的な打ち方です。試合に出なかったとしても、簡単なエキシビションマッチなどでもスマッシュを打つ機会はあるため、ぜひ覚えておきたい打ち方のひとつといえます。他の打ち方と合わせて練習しておきましょう。
ラリーを続けるには、ただラケットに球を当てるだけではいけません。また打ち方だけ身に付けても、ラリーが続かないケースもあるでしょう。ラケットの握り方や足の位置など、以下のことも覚えると、さらにテニスが楽しくなります。
ラケットの持ち方はフォアハンドを基本にしましょう。フォアハンドとは、利き手でラケットを操る方法です。攻守ともに優れたラケットの持ち方で、さまざまな打ち方の基本となります。
ラケットを持つ際は、ただぎゅっと握るのではなく、利き手の人さし指と中指の間に指1本ぐらいの間をあけて握りましょう。手のひらが向いた方向がラケット面と水平になるように握るのがコツ。こうすることでボールを打ち返す方向=手の動きになり、ボールを飛ばすイメージをつかみやすくなります。
フォアハンドは片手で握る分、両手でグリップを握る「バックハンド」よりも安定性は落ちてしまいますが、まずはさまざまな打ち方の基本となるフォアハンドを身に付けるようにしましょう。
テニスは全身を使ったスポーツです。球を打ち返すだけでなく、球が落ちる場所まで移動する必要があります。そのため、足の開き方も非常に重要なポイント。
まず、足を肩幅程度に開き、グリップはみぞおちの高さに構えます。ラケットとの距離は体からテニスボール1個分離れる程度にしましょう。この姿勢を取れば、自然と腕の位置も決まってくるはずです。この姿勢を「レディポジション」と呼びます。
この姿勢は身体の力を抜いているように見えますが、瞬時にボールまで駆け寄るのに最適。「レディポジション」が身に付いているとゲームでも俊敏に動き回ることができるため、コートに立ったらこの姿勢を意識しておくと良いでしょう。
「練習」というと、一人で黙々とする様子をイメージする人もいるかもしれません。確かに個人練習も大事ですが、テニスの場合は相手がいるからこそ成り立つ競技。ここまで紹介したグリップの握り方や姿勢を意識しながら実際に対人でラリーをしてみると、上達もきっと早くなるはずです。最初は近距離からゆっくりでも構わないので、徐々に相手との距離をあけてなどして上達度に合わせて難易度を変えて練習を行いましょう。
この記事で紹介したことを実践しただけで、テニスがマスターできるわけではありません。細かなテクニックや体の使い方など、実際にやってみないと身に付かないこともたくさんあります。「もっと上達したい」「対人でラリーをしたい!」という人は、ぜひウイニングショットの体験レッスンに参加してみてください。初心者から経験者まで、幅広く歓迎しています。
テニス初心者・経験者にかかわらず、打ち方はラリーやゲームをするうえでとても重要なテクニックです。「手軽にテニスを楽しみたい」という方も、まずは打ち方から練習しましょう。
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