40代からテニスを始める方には「体力づくりのため」「シェイプアップのため」などさまざまな動機があると思います。その動機をずっと持ち続けられればいいのですが、ただでさえ仕事や家事で忙しい日常の合間にテニスを続けるには「こうなりたい」「これをクリアしたい」という具体的な「目標」も必要です。
そこで今回は、初心者がモチベーションアップを維持するために効果的な目標設定について紹介します。
なにか一つのことを続けるうえでモチベーションの維持は重要なポイント。最初は意気込んでテニスを始めても、40代は仕事の責任も大きく、家事、育児などで忙しいこともあり、テニスの練習がついつい後回しになりがちです。こうした事態を回避するためにも、目標を設定することは非常に有効な手段です。
しかし、いきなり「大会で優勝!」などの大きすぎる目標を立ててしまうと、かえって道のりの長さが負担に感じられることも。そのため、最終的にどうなりたいかという大きな目標のほかに、それを成し遂げるための小さな目標を複数設定しておくのがオススメです。細かな目標を一つひとつクリアしていくことで、モチベーションを維持しやすくなります。
テニスの練習を続けるモチベーション維持のため、目標設定の仕方は大きな意味を持ちます。そこで意識しておきたいのが「SMARTの法則」です。SMARTの法則とは、以下の要素の頭文字をとった考え方です。
抽象的ではなく、明確かつ具体的な表現による目標設定
達成度合いについて、本人の感覚だけでなく他人からも確認ができるような目標設定
単なる希望や大きすぎる願望ではなく、現実的に考えて達成が可能である目標設定
設定した目標が本質からかけ離れていない目標設定
いつまでに達成ができるか、時期を明確とした目標設定
このSMARTの法則は企業の目標設定にも使われていますが、テニスの目標を立てるうえでも大いに参考となるでしょう。
「1カ月以内にボールリフティングを10回成功させる」「ゲームで2回に1回はファーストサーブを成功させる」といった具体的かつ小さな目標を立てることは、次へのモチベーションにつながります。また、テニスと直接関係がなかったとしても「来月までに体重を○キロ減らす」といった目標設定も良いかもしれません。
テニスを続けていくための目標設定として見逃せないのが「見直し」です。ある目標を達成した後、いわゆる「燃え尽き」に陥らないよう、目標の難度を少しずつ上げていき、こまめにアップデートを実施していくことが重要です。
継続して新しい目標を立てていくことでテニスを続けるモチベーションにつながり、テニスを続けていれば上達もしていくため、それが新たなモチベーションとなっていくでしょう。
テニス上達のPoint:結果ではなく過程を重視
テニス上達のため目標設定は欠かせない要素です。ただし、注意しておきたいのが結果そのものを目標としてしまうこと。「次の試合で勝つ」「次の大会で優勝する」といった目標は自分が努力すれば必ずかなうものではなく、対戦相手の力量にも左右されてしまいます。
そのため、初心者の段階でこうした目標を立てることはあまりおすすめできません。「試合でファーストサーブを成功させる」「対戦相手の分析を行う」など、結果を出すためにどのような行動をとるかを目標としておくと、達成しやすくモチベーションアップにもつながります。 |
目標設定の際、大きすぎる目標は立てず自分が達成できる範囲の内容がオススメと紹介しました。加えて、ここでは目標設定の際にしてしまいがちな注意点を紹介します。
目標を立てる際に「サーブでミスをしない」「スタミナ切れを起こさない」などの設定をする方もいるかもしれません。しかし、「~しない」という否定形の目標を立てていると、自分自身にプレッシャーをかけることになりかねないため注意が必要です。
プレッシャーによってプレーに悪影響が生じれば、かえって目標が達成できない悪循環に陥ってしまうことも……。そのため、目標を設定する際には「サーブでコーナーを狙う」「1試合に1回スマッシュを決める」など、肯定的な内容としていくとポジティブな気分となり、モチベーションアップにもつながります。
テニスなどのスポーツに限らず、芸術や資格取得などにも言えることですが、自分の現在地を把握して次のステップを目指す「進級」制度は、練習を続ける上で明確な目標になります。
テニススクールでは、ボールの扱い方やラケットの持ち方を学ぶ「初心者クラス」から、ラリーを楽しむ「初級」、よりテクニックを磨く「初中級」というように、段階的にクラスが上がっていくので、目標が決まらなくても常にモチベーションをキープできますよ。
ちなみに、ウイニングショットでは「初心者クラス」から「初級」に進級する目安として、次のような指標を設定しています。初心者の方の最初の目標としてもおすすめなのでぜひ参考にしてみてくださいね。
・各ショット(ストローク・ボレー・サーブ)の基本動作を覚える
・基本的なテニス用語を覚える
40代でテニスを始め、趣味として続けていくためには目標を持つことは欠かせません。一人でコツコツ練習することも大切ですが、テニススクールでコーチやほかの受講生と一緒に練習すれば、フォームの安定やコントロールの精度など、自分の成長を実感しやすくなります。また、自分と同じレベルのプレーヤーと切磋琢磨しながら成長できることもテニススクールの魅力です。
八王子、仙台、横浜にコートを持つテニス教室ウイニングショットでは、初めてラケットを握る方でも安心の体験レッスンを実施しています。「一人じゃ練習が続けられないかも」「励ましあえる仲間が欲しい」という方は、ぜひ一度体験レッスンにお越しください。
ウイニングショットのレッスンは回数制限なしで振替受講できるので、「忙しくて決まった曜日に練習ができない」という方も無理なく通い続けられます。ほかにもご不明点がございましたら、お近くの教室までお気軽にお問い合わせください。
内容は仮で入れております。「初級」への進級目安として適切なものがあればご教示いただけますと幸いです。