桜が咲き誇る3月29日に実施したジュニアテニスツアー最終戦、まだ「つぼみ」の選手、「満開」の選手、実力や調子は様々ですが自分の課題を理解し、考えながらプレーをすることができていました。確実性を求めて安全にプレーをする、あるいは失点を恐れずにチャレンジをする。選手の意図を強く感じる良い試合ばかりでした。感心したのは、ある選手に私が「今日はボレーにあまり出なかったね?」と聞くと、「今日はボレーの調子が良くないって最初に思ったからやらない方が良いって思ったんだ」と説明をしてくれたことです。「やりたいこと」を押し通すことよりも、「やらない」自分で判断決定し、覚悟を持ってプレーすることはなかなかできることではないですよね。テニスを通じて「思考の成長」を嬉しく感じた大会でした。